
何にも心が動かなくなる時があるか?
全てに意味が無いように思える時もあるか?
そんな時は虚しさだけが自分の中を漂ってるだろう。
何も無いなら軽くて良さそうなものなのに、
身体の分だけ重く、息苦しささえ感じたりする。
息を吐き切った身体が海の底に堕ちていくかのように。
やっぱり空気は必要か。
でも、海の中で口を開いても空気は取り込めない。
足掻いても体力だけが失われていく。
いやいや、なにより足掻く気力も無いか。
虚しさってのは、マイルドでリアルにキツい。
虚しさってリアルか?
そう、辛いのはリアルだ。
でも、虚しいってのはリアルか?
リアルに感じる。
そう、確かに感じる。
けれど、物理的な実体は無い。
だから、どうしようもない。
お手上げか?
白旗だ。
あれ?
なんで虚しいのがいけないんだっけ?
いや、確かにその時はいけない気がするんだよ。
でも、虚しくちゃいけないって誰が決めたんだっけ?
自分がそう思ったとして、自分的に本当にそうなんだっけ?
いけないって決めてるのは実は自分か?
ひょっとして自分だけか?
虚しい時は好きな音楽とか物語とか服とか、
そういうものにも心踊らなくなったりして、そんなんなったら正直焦るよ。
そりゃ、充実していたり、楽しかったり、満たされたりした気分なら最高だ。
でも、そうじゃなきゃ最低なのかい?
昨日より今日。
一歩でも前進。
頑張って達成する。
そりゃ結構。
じゃあ、それに乗れない時は?
乗れなきゃダメなのかい?
そういうのが持てない時は?
そもそも良いとか悪いとかのジャッジは必要か?
何のために?
乗れる時もあれば乗れない時もある。
そういうもんなんじゃないか。
好きなものもあれば嫌いなものもある。
それだって変わることがある。
晴れだったと思ったら雨が降り出したりする。
諸行無常だ。
そうなる理由は色々あったって、虚しさ自体は感覚だ。
何とかしようとして何ともならないかもしれない。
Goodとは言えないかもしれない。
けど、何ともならなくてもダメって言い切る必要だって無いかもしれない。
何せ自分以外の誰も罰しないのだから。
どうしようもない時はもう抵抗せず、
ただそのままにしておいてみるっていうのも手だって思う。
なんか虚しくなることってあり得るからさ。
仕方ないじゃん? なっちゃったら。
虚しくなったって、まぁいっか。