気がつけば12月になっており、2024年も残すところあと僅か。ついこの間まで暑い日々だと思っていたら、涼しいを一足飛びに寒い日々になっている。日本はいつの間にか暑いか寒いかしか無い二季になってしまったようだ。
 寒くなると心にも隙間風が吹くのか、少し感傷的になったりしやすくもなる。それも締めくくりとして1年を振り返るには良いのかもしれない。これが酷暑のタイミングだったら、そんなことに気を配っている余裕が無い。暑苦しいのひと言で終わってしまう。日本でよかった。

 何回か書いているが、ワタシは今年、後厄であり、大殺界であり、裏運気だった。そんな3ストライクでバッターアウト的な1年ともようやくおさらばできる。
 ただ、そんなコンチクショーな日々も喉元過ぎればクロニクル。この1年だったからこそ、こんなことやあんなことが降りかかったからこそ、見つけたもの気づいたものがあるのも事実なわけで。そんな試練的なことに感謝するほど人間ができてはいないが、まぁ許してやるか、くらいには思っていたりする。だからと言って、来年もこんなだったらもう許さない。ワタシの顔は一度まで。

 今年出逢って血肉となったもの。
 ハイキュー!!。ヒロアカ。ルックバック。SUPER BEAVER。Kode Talkers。などなど。

今年リマインドしたもの。
生きるってこと。働くってこと。在り方。好きなもの嫌いなもの。やりたいことはやってみた方がいいし、やりたくないことはやっぱりやりたくないっていう正直な気持ち。大体のことはある程度どうにかなったりするし、ある程度はどうでもいいかなってこと。などなど。

 後厄、大殺界、裏運気を超えた先でも、良いと思うこともあれば、嫌だと感じることもあるだろう。満たされた気分を味わうこともあるだろうし、すぐに薄まって不足感を味わうこともあるだろう。
 結局、いつだって色々あるだろうけど、その度に自分の『そもそも』を振り返って、時にはひと息ついて、無いものだけじゃなくてちゃんと有るものにも気づき直したりして、上を向いたり下を向いたりしながら進んでいけたら良い。