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HSPあるある/診断テストをやってみた
いつからか「HSP」とか「繊細さん」っていうワードを聞くようになった。
もはや今更感さえあるワードだが、今更ながら気になったのでWEBでのHSP診断を受けてみた。
適応障害になった去年のタイミングだったらタイムリーだったのに、なぜか気にも留めずスルーだったのに、満を持しての診断となった。
HSPって、実際どうなの?気になって診断してみた話
せっかくなので、この記事ではHSP診断を通してわかったD×E気質(深く考え、共感しやすい)タイプの特徴と「あるある」を紹介することにした。
HSP診断テストの概要と結果
エレイン・アーロン博士のチェックリストとは
ワタシが今回やってみたのは、エレイン・アーロン博士のHSPチェックリスト。
アーロン博士っていうのは、HSP概念を提唱したアメリカの女性心理学者らしい。
ちなみに、このHSPというのは、心理学の概念として確立したものではなく、精神医学上の概念でもないらしいので、参考程度に捉えるのがちょうど良さそうだ。
診断結果:YESが15個、納得のHSP気質
診断テストは、23問の質問にYES/NOで答え、YESが12個以上だったらHSP気質あり、とのこと。
質問数も多過ぎず、サクッとできるのが嬉しいところ。
さて、テスト結果はと言うと、YESが15個でめでたく?HSP気質が強いということがわかった。
まぁ、そりゃそうだろうな。
図太かったら適応障害になんてなりづらいだろうから、納得の結果である。
自分はD×Eタイプだった
そして、このテストはただ気質が強いとかだけでなく、項目ごとの回答結果によってどの特徴が強いかもわかる。
ワタシはD(認知的処理の深さ)とE(感情の反応の強さと共感性)が強く、O(刺激の受けやすさ)とS(些細な刺激への感受性)はそうでもなかった。
D×E気質(深く考え、共感しやすい)タイプの特徴とは
- 「深く考える・感じる」が軸。
- 外的な感覚刺激にはそこまで弱くないが、人間関係や感情の流れにとても影響を受ける。
- HSPの中でも「感性・共感・意味重視」の繊細さに長けたタイプ。
物事の本質とかをいちいち考えて感情を言語化や意味付けしたり、人間関係では気疲れしやすいので、この結果には超納得。
HSP D×E気質タイプの「あるある」5選
① 周囲の『空気』を察知しすぎて、気疲れMAX
「あれ、あの人ちょっと機嫌悪いかも…」
「あの人、返事が素っ気なくね…」
雰囲気の微妙な変化を察知して、自分のせいじゃないかと内心モヤモヤすること、あるよなぁ。
自意識過剰とか言ってしまえばそれまで。
だけど、瞬間的にそんな風に浮かんでしまうのだから仕方ないし、タチが悪い。
② 『ちょっとした指摘』が心に刺さって抜けない
「あれって嫌味だったのか?」
「本当は信頼されてないのかな…」
「やっぱり自分には荷が重いな」
相手からしたら軽い一言で、自分の中ではずっとぐるぐるとリフレイン。
デジタルみたいに一発デリートできたら楽なのに。
気持ちのどっかに刺さったまま残るんだよなぁ。
③ 1対1は平気だけど、会議や飲み会は消耗戦
複数人になると、全員の反応や感情が気になりすぎて疲労が爆上がり。
自分のアタマと感情がキャパオーバー。
盛り上がってても、内心では早く帰りたい。
それがわかるから飲み会とか避けがち。
それで、付き合い悪いと思われるのか、とかも気になったり。
④ 相手の気持ちを想像しすぎて、本音が言えない(本心を伝えるのが怖い)
「これを言ったらどう思われるだろうか」
「嫌われたらどうしよう」
言葉を発する前にウダウダと考えた結果、何も言えずに終わる。
パブリックな場だとこんな感じでストレス抱えて、気を許している人には油断して、逆に言いすぎたりってのもあるかも。
これがあとで自己嫌悪になったりして、さらにタチが悪い。
⑤ 『感じすぎる自分』が面倒に思えてしまう
「また考えすぎてるな…」
「もっと鈍感だったら楽なのに」
自分の繊細さがつらいときもある。
「本当はそれが自分らしさなんだ」なんて他人には言えるんだろうけど、自分のこととなるとそう簡単に割り切れない。
自分がウジウジ考えたり感じたりすることに無頓着そうな人を見ると羨ましくなったりする。
感じすぎる自分を「ダメ」と決めつけないで
「繊細=弱さ」じゃない。見えるものがある
「自分もそれあるわ〜」っていうのはあっただろうか。
大事なのは、「自分は繊細だから人生ハードモードかぁ」と凹むことじゃなくて、そういった気質を自分で認めたうえで、「そうだよね。まぁ、いっか」と受け止められることだと思う。
それが激ムズだってことは百も承知で。
自分の気質に「まぁ、いっか」と言えること
言いたいのは、これは弱点と決めつけるんじゃなくて、だからこそ活かせることは何なんだ?って視点を意識したいってこと。
感じすぎるからこそ、気づけることもある
この気質だから気づくこと、見えることがあるわけで、良し悪しなんて二元論で簡単に結論づけられるものじゃない。
どうせなら、この気質ゆえにすり減ったりしてフェードした気持ちを味わいに思っていきたいものだ。
まとめ:HSPの気質も「そのままの自分」でいい
HSP=生きづらさ、という一方的な見方ではなく、D×E気質は感じすぎるからこそ見える世界がある。
この記事が、そんな自分を少しでも受け入れるヒントになれば嬉しい限り。