どうも、ちゅんタロスです。
過去3回の記事ではトーカーとの心にグッと来るエピソードをお送りしてきましたが、
毎回そんな良い話が生まれるわけではありません。
むしろ独りのロンリータイムがほとんどです。
もしくは一瞬は足を止めてくれるも着座には至らないケースも多くあります。
今回はそんな単体では撮れ高に満たない、
こま切れエピソードをお送りしようと思います。
毛利の『三矢の訓え』に倣って、一本では弱くても、
束にすれば1回分くらいのネタでイケるんじゃないかという魂胆です。
ちょっとの素材もムダにしないエコな人間なんだと、
読者の皆さんの中でのおれの評価を1ミリ上げていただければ幸いです。
前置きで尺稼ぎしてるんじゃないか、
っていうツッコミが入りそうなので、そろそろ本編に行きましょうか。
というわけで、今回は完全なる箸休め回なので、
肩肘張らずにポテトチップスでも食べながらご覧くださいませ。
それではスタート。
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①サラリとお断りEP(ライブ配信疑惑編)
トーカーが現れるまでの時間、おれは何をして過ごしているかというと、
音楽を聴きながら身体で小さくリズムを刻んだり、
電子書籍で読書に励んだり、SNSをUPしたり、
本業で従業員向けにUPするコラムを執筆したりしています。
夕陽が沈みかけていたその時も、西陽を真正面に受けながら、
おれは本業用のコラムを執筆していました。
執筆はケータイにBluetoothのキーボードを接続し、
メモアプリに文字を打ち込んでいくスタイル。
キーボードをカタカタ鳴らし文字を打ち込むおれ。
そこにギャル2人が通りかかり『お悩みリスニング』の看板に目をやり、
おれを見てこう言いました。
「ライブ配信じゃね」
YouTuberだとでも思ったんでしょうね。
その時のおれはカメラも照明も何もない、ただの逆光ヤローだったのですが。
大丈夫だぜ、ベイビー。
ネットに流れたりしないから安心しな。
そう思ったおれは、こう返しました。
「ノー配信だよ!」
「ノー配信だって! キャハハ!」
「アンタ、なんか悩みあるなら話なよ」
これは良い流れか?
そう思いたくても思えなかったのが、
この2人の会話はまったく歩みを止めずに繰り広げられていたということ。
徐々に遠ざかっていくギャルたち。
「マジで!? それヤバくない? キャハハ!」
悩みはあったようですが、完全に2人だけで会話が始まり、
おれとのエピソードは何も始まりませんでした、
とさ。
おれはふたたび視線をケータイに戻し、キーボードをカタカタと鳴らすのでした。
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②サラリとお断りEP(寒すぎ編)
その日は昼に吹雪が舞う激サムい日。
そんな日にお悩みリスニングを実施しようとしても誰も来ないだろう、
と普通ならスルーする状況です。
しかし、前回実施時に「次にまた来るよ」と先客がいたため、
次回持ち越しとなった人が来るかも知れなかったので、
吹雪を身体に喰らいながら大濠公園へ行きました。
待てども来ない予告の人。
まぁ、雪だからおれも来ていないと思って当然です。
そんな空振りに終わりそうな夕方、
ひと組のご夫婦が少し足を止めてくれました。
「メンタルケア? 偉いね。 こんな寒いのに」
めっちゃ好感持ってくれてる。
そう感じたおれは声をかけました。
「どうです? 話していきませんか」
「寒すぎて無理。 勘弁して」
隣のスタバに吸い込まれていくご夫婦。
ですよね……。
その日の気温は4℃、北風8m。
当たり前のことは当たり前に起こります。
低温と強風ではアウトドアで悩みを話そうなんて人はいないでしょう。
むしろ、低温で強風の中、外にいること自体が悩みです。
もちろん、この日は0人で終わりました。
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いかがでしたでしょうか。
このように心温まるエピソードが生まれるまでには、
数多くの実らないエピソードが隠れているのです。
とはいえ、そんなちょっとしたエピソードだって、
おれの時間を彩った重要なピースなワケです。
埋もれさせるなんて勿体ない。
現時点でこの2つのエピソード以外に『ちょい話し編』が2つあるので、
それも近いうちにお届けしましょう。
それでは、また。