※今回の内容はちょっとしょうもないので、もし、まだ前回の『他人の得は自分の損じゃないし、他人の幸せは自分の不幸じゃない』をお読みでなければ、ぜひそちらを読んでくださいませ。
—————————————————————
中休みを終え、再び戻ってきた連日の梅雨空につられ、身体も気分も何だか停滞気味の昼下がり。重い腰を上げ、近所のマックでホットコーヒーをお供にブログを書くも、何だかコチラも停滞気味で書き上がったものもパッとしない感じ。やはり太陽の力は偉大で重要だ。
雨とはいえ、じっとしていては気分も塞ぎこんでしまうので、マック帰ってすぐにまた散歩に出ることにする。雨は小雨というにはちょっと無理がある強さ。でも、傘を差すのはわずらわしい。基本的に手に何かを持つのが嫌いなのだ。それまで着けていた、届いたばかりのMaison Kinemaのダメージパイルヘアバンドからキャスケットに被り直す。傘も差さずに雨の中を歩くという中二病を拗らせたような散歩にいざ出発。
雨脚は弱まったり、普通になったりを繰り返す。頭はキャスケットが守り、身体はGOODWEARのSUPER BIG Tシャツが守ってくれている。TシャツもSUPER BIGというだけあって、半袖Tのくせに8分袖くらいの長さがあってちょうどいい。イヤーカフタイプのイヤホンで映画『ルックバック』のサントラを流しながら歩く。もう3度も観た映画の余韻が頭の中で甦る。
気分が乗ってきたので、だいぶ足が遠のいていたキャナルシティに立ち寄ることにする。キャラクターショップでコジコジのクリアファイルが気になったり、ジャンプショップとかでも目移りするモノがあったが、出費は抑えたいのでここは我慢。ここ数年でアニメを観ることが多くなったので、知っているものが増えたものだ。
時刻も17時を回り、腹も減ってきたのでそろそろ帰ることにする。その前に、と寄ったトイレで驚愕することとなる。
チャックが開いているじゃないですか。
チャックといっても、その日着用していたのはジッパータイプではなく、ボタンフライタイプのものだったので、全開ということではなく、ボタンのうちの一つが開いていただけ、という程度。しかも、着ていたTシャツはなんといってもSUPER BIG。その長い丈でチャックの部分など余裕で覆い隠してくれていたのだ。
大は小を兼ねる。大きいことに救われた。しかし、完全に隠れていたとはいえ、たったボタン一つ分とはいえ、ちょっと開けた状態で音楽を聴きながら気持ちよく歩いていたかと思うと恥ずかしさは芽生える。
SUPER BEAVERのヴォーカル:渋谷龍太さんが、バンドオーディションの決勝でチャック全開のまま気づかず熱唱し、優勝したエピソードを思い出し、聴いていた音楽をSUPER BEAVERのプレイリストに変更し、しっかりしまったチャックと同じく気持ちを引き締め、帰路に就いた。
大きいことはいいことだ。