学校や会社などの身を置くと(身を置かなくてもだけど)、勉強や仕事をすることになり、やったことは成果に繋がる。そのプロセスや結果は評価の対象となる。設定した目標に対して成果が出れば良い評価となり、成果が出なければ良くない評価となることがある。
成果が出れば貢献できている実感や達成感も相まった充実感などを得られたりする。逆に成果が出ないと役に立てていない気まずさや「自分なんていらないんじゃないか」なんて不安や無価値感を感じてしまうかもしれない。一喜一憂。
成果=価値なのだろうか。
そうかもしれない。けど、イコールだけとは言いたくない。思いたくない。だって、成果だけが価値なんてちょっと寂しいじゃないか。
定めた目標に届かなかったかもしれない。やったことが報われなかったかもしれない。評価されないかもしれない。だったら、やったことに価値は無いのか? 自分に価値は無いのか?
そうじゃないだろ、って言いたいし、思いたい。
数値なんかには表れず定量では語れないかもしれない。評価されるほどのことではないかもしれない。それでも、誰かしらや何かしらに何かを残したかもしれない。種を蒔いたかもしれない。凹んでしまう前にそんな定性なものにも目を向けたい。
成果は価値だけど、成果に表れていることだけが価値ではない。
そう思うし、そう願う。