いろいろな人がいる。あの人とこの人は違う。Aさん、Bさん、Cさん・・・・・。みんな違う。当たり前。
 誰もが誰とも同じでない人たちの中で生きている。共存していくには、上手くやっていくには、違うということを認識し、個を尊重する。とても大事なことだろう。

 相手や周りに自分や規範をチューニングしたり。1対1でも難しいことやときもあるが、人が増えれば難易度はどんどん増すだろう。
 何が正しいのか。どうすればいいのか。正解が何なのか、そもそも正解なんてあるのかわからない時もある。選べない時、判断がつかない時、決断できない時だってある。
 そんな中でも、何かを選び、何かを決めなければならない時がある。

 そんなとき。
 忘れちゃいけないと思っていることがある。

 自分だ。

 自分という人間も紛れもなく、誰とも違って、誰とも等価値な存在だ。
 自分はどうしたいのか。自分は何を望むのか。それだってちゃんと同じ土俵に乗せて良いはずだ。
 それは我儘だとか自分本位だとかとは同じではない。周りに配慮すること、周りを大切にすることは自分を蔑ろにしたり、犠牲にすることとイコールではない。

 自分は何を想い、何を大事にしているのか。
 ちゃんと考えていいはずだ。